geisha(芸者・げいしゃ)
芸者は宴席(えんせき)で御客様(おきゃくさま)をもてなす女性(じょせい)です。
御客様のために、歌(うた)を歌(うた)ったり、踊(おど)りを踊(おど)ったり、お酒(さけ)をついだり、御客様と簡単(かんたん)なゲームをしたりします。
江戸(えど)時代(じだい)には、男(おとこ)の芸者もいて、「たいこもち」と呼(よ)ばれました。
歌(うた)ったり踊(おど)ったり楽(たの)しい話(はなし)をしたりして、御客様のご機嫌(きげん)をとります。
いろいろな芸(げい)で宴席(えんせき)を楽(たの)しくすることが仕事(しごと)でした。
いいえ、オーストラリアに芸者(げいしゃ)はいません。
しかし、オーストラリア人(じん)で芸者になった人(ひと)がいます。名前(なまえ)はフィオナ・グラハムで、メルボルン出身(しゅっしん)です。
芸者としての名前(なまえ)は「さゆき」です。フィオナは2007年(ねん)に東京(とうきょう)の浅草(あさくさ)で芸者の仕事(しごと)を始(はじ)めました。
女性(じょせい)が芸者になることができます。多(おお)くの女性は十五(じゅうご)歳(さい)までに
「茶屋(ちゃや)」に入(はい)ります。茶屋に入ったら、しばらくの間(あいだ)、
芸者の先輩(せんぱい)の仕事(しごと)を手伝(てつだ)います。
この期間(きかん)を「仕込(しこ)み」と呼(よ)びます。
そして「お母(かあ)さん」が認(みと)めれば、舞妓(まいこ)という見習(みなら)いになることができます。
芸者のドキュメンタリーによると、茶屋で一番(いちばん)えらい人(ひと)を「お母(かあ)さん」と
呼(よ)ぶそうです。「お母さん」は茶屋をまとめる人(ひと)です。
「仕込(しこ)み」の間(あいだ)、家族(かぞく)とあまり連絡(れんらく)をとってはいけません。
仕事(しごと)に集中(しゅうちゅう)しなければならないからです。
これはとても大変(たいへん)だと思(おも)います。
芸者を宴会(えんかい)に呼(よ)ぶと、どれくらいのお金(かね)がかかりますか。

あるウェブサイトによると、芸者一人(ひとり)を宴会に呼んだら、二(に)時間(じかん)で
一(いち)万(まん)五(ご)千(せん)円だそうです。前(まえ)もって予約(よやく)をするのが正(ただ)しいです。
客(きゃく)は宴会をする料理(りょうり)屋(や)を通(とお)して芸者を呼びます。
そして、料理屋が茶屋に連絡(れんらく)します。宴会の最後(さいご)に、
料理と芸者のお金(かね)をまとめて、料理屋に払(はら)います。
昔の芸者は「旦那」という男性(だんせい)の力(ちから)が必要(ひつよう)でした。
その力はお金(かね)です。
たくさんお金をもっている男性、例(たと)えば大(おお)きい会社(かいしゃ)の社長(しゃちょう)、
は旦那になることができたかもしれません。
芸者は見習(みなら)いのときから一人前(いちにんまえ)になるまで、
たくさんのお金がいります。
旦那はそのお金をすべて払(はら)ってくれます。
また、住(す)まいを用意(ようい)したり、
毎月(まいつき)の給料(きゅうりょう)をくれたりします。
旦那にはたいてい自分(じぶん)の家族(かぞく)があります。
だから、ふつう、その芸者と出(で)かけたり、
結婚(けっこん)したりしません。
今(いま)、旦那の制度(せいど)はほとんどありません。
いろいろな理由(りゆう)があります。
たとえば、今、日本は長(なが)い不況(ふきょう)です。
だから、自分の家族のほかに、一人(ひとり)の芸者を
ずっと面倒(めんどう)見(み)ることはとても難(むずか)しいです。






